FIG-0081 / 人物・神格(Figure) / 氏族祖

安倍高星丸

Abe no Takaakimaru

確度 B有力だが異説あり

別名:高星、高星丸

安倍貞任の子とされ、津軽に逃れて安東氏の祖になったと系図に記される人物。東日流外三郡誌はこの系譜を採り、安日彦・長髄彦から荒羽吐族、安倍氏、安東氏、十三湊の繁栄へと続く一本の物語を構成する。実在の検証手段を欠く人物が、超古代と中世を橋渡しする位置に置かれている。

実在性の評価 実在は不明

安東氏(のちの秋田氏)が安倍貞任の子高星を祖と称するが、これを裏づける同時代史料はなく、永正年間の藤崎系図や江戸初期に秋田実季が記した系図など、いずれも後代の系譜資料に依拠する。この系譜を長大な王朝史へ展開した東日流外三郡誌は、和田喜八郎による戦後の偽作であることが確定している。

この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。

種別
氏族祖
役割
始祖
系譜(親)
安倍貞任
系譜(子)
(記載なし)
配偶
(記載なし)
初出テキスト
東日流外三郡誌
登場テキスト
東日流外三郡誌