FIG-0089 / 人物・神格(Figure) / 神格
神農
Shennong
確度 B有力だが異説あり
別名:炎帝、天之神農氏神
宮下文書系の記述は、高皇産霊神を諡「天之神農氏神」とし、その子である国狭槌尊が日本に上陸して富士山麓に止まり、そこを高天原としたと記す。以後、代々の天皇の即位式が阿祖山太神宮で行われたとされる。神農は中国古代神話の三皇の一で、農具と五穀を教え百草をなめて医薬を開いたとされる農耕神・医薬神である。中国の農耕神を日本の王権の起点に置くことで、東アジアの神話体系と日本の由緒とを一続きにする構図をとる。
実在性の評価 神話的存在
中国古代神話の三皇の一で、農具と五穀を教え百草をなめて医薬を開いたとされる農耕神・医薬神である。歴史的実在を想定する立場は中国史学にも日本史学にもなく、宮下文書が神農氏を日本の高天原の起点に置く記述は、幕末期の成立とみられる同書に固有の構想である。
この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。