NAR-0061 / 物語(Narrative) / カテゴリ:宗教

大乗仏教

Mahayana Buddhism

確度 B有力だが異説あり
発生年代
前1世紀〜後2世紀頃(初期大乗経典群の成立期。成立過程には諸説あり)
発生地域
インド亜大陸
中核テキスト
(なし)
中核概念
ダルマ救済輪廻犠牲
伝播経路
般若経典群・法華経・浄土経典などを担い手とする運動として亜大陸北西部で形成され、中央アジアの隊商路を経て漢訳仏典とともに中国へ入り、朝鮮半島・日本・ベトナムへ広がった。7世紀以降はチベット・モンゴルへ密教的形態が伝わり、20世紀以降は移民と翻訳を通じて欧米にも定着した。
現在の信奉者規模
1億〜10億(Pew Research Center の2010年前後の推計で仏教徒総数は約4.9億人、うち東アジアが約半数を占める。大乗と上座部を分離した公式統計は存在せず、東アジアでは複数の宗教実践が重層するため帰属人口の推計には大きな幅がある。中核テキストとなる般若経・法華経等は本表のTXTに未収録。)
対抗物語
(なし)
現代への影響
東アジアの葬送儀礼、美術、語彙に持続的な影響を残している。菩薩理念に基づく社会参加の再解釈は、20世紀以降の「エンゲイジド・ブッディズム」として東南アジア・欧米にも広がった。

関連する関係レコード

派生 Derivation 仏教大乗仏教 確度B

初期仏教の教団内部から、菩薩として一切衆生の救済を目指す実践理念と、それを説く新たな経典群が生まれた。既存の阿含・ニカーヤの枠組みを継承しつつ、空の思想と仏身論を加えて教理を再編した派生である。

成立:前1世紀〜後2世紀頃 / 根拠:平川彰『初期大乗仏教の研究』; Paul Williams, Mahayana Buddhism: The Doctrinal Foundations