NAR-0063 / 物語(Narrative) / カテゴリ:宗教

スーフィズム

Sufism

確度 B有力だが異説あり
発生年代
8〜9世紀(禁欲的実践者の運動)〜12〜13世紀(教団=タリーカの制度化)
中核テキスト
クルアーン
伝播経路
バスラ・バグダードやホラーサーンの禁欲的実践者の圏から始まり、ガザーリーによる法学との調停を経て正統性を得た。12〜13世紀以降はカーディリーヤ、チシュティーヤ、メヴレヴィーなどの教団組織が師弟系譜と修道場を通じて北アフリカ、アナトリア、南アジア、東南アジア、サハラ以南アフリカへ広がり、しばしばイスラーム伝道の実際の担い手となった。
現在の信奉者規模
測定不能(教団への帰属は法学派や国籍と重複するため、独立した信徒数の統計が存在しない。Pew Research Center の2012年報告『The World's Muslims』では一部の国で「スーフィー」への自己帰属を尋ねているが、設問が国ごとに異なり合算できない。)
対抗物語
(なし)
現代への影響
詩・音楽・舞踊の伝統(ルーミー、カッワーリー、旋舞)を通じてイスラーム圏内外に広く受容されている。近代以降は改革主義的潮流から聖者崇敬をめぐる批判を受ける一方、国家による文化資源としての活用も進んでいる。

関連する関係レコード

派生 Derivation イスラームスーフィズム 確度B

クルアーンとハディースの内面的読解を通じて、神への愛と自己浄化を中心に据える実践がイスラーム内部の潮流として形成された。ガザーリーが法学・神学との整合を論じたことで、正統的な枠内の道として位置づけられた。

成立:8〜9世紀 / 根拠:Annemarie Schimmel, Mystical Dimensions of Islam; 東長靖『イスラームとスーフィズム』