FIG-0003 / 人物・神格(Figure) / 神格
カミムスヒ
Kamimusuhi
確度 A学術的定説
別名:神産巣日神、神皇産霊尊、神魂命、カムムスヒ
古事記
神産巣日神
日本書紀
神皇産霊尊
造化三神の第3神。古事記ではオオクニヌシが八十神に殺された際にキサガイヒメ・ウムギヒメを遣わして蘇生させ、またスクナビコナの親神として国作りを援ける。高天原の神でありながら出雲系の神々を庇護する位置にあり、出雲国風土記では神魂命として多くの神の祖に置かれる。
実在性の評価 神話的存在
出雲国風土記に神魂命として頻出し、出雲側の祖神観念と結びつくことから、高天原系のタカミムスヒと対をなす出雲系の産霊神とみる整理が通説である。津田左右吉以来、造化三神の体系そのものが編纂段階の構成物とされ、実在は問題とされない。
この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。
祭祀と受容
延喜式神名帳の宮中神に、神祇官の御巫が祀る八神の一座として神魂神の名で載る。出雲国造家が神火相続式などの重い儀を行う松江の神魂神社は、出雲国風土記に神魂命を伝えながら延喜式神名帳には記載がなく、式外社である。同社本殿は現存最古の大社造として国宝に指定されている。
原典に登場する箇所6節