FIG-0043 / 人物・神格(Figure) / 英雄

ナガスネヒコ

Nagasunehiko

確度 A学術的定説

別名:那賀須泥毘古、登美能那賀須泥毘古、登美毘古、長髄彦、安日長髄彦

古事記
那賀須泥毘古(登美能那賀須泥毘古)
日本書紀
長髄彦

大和の登美を本拠とし、東征してきた神武の軍を浪速の孔舎衛坂で破り、イツセを致命傷に至らせる。天孫の証を示し合った後もなお抗い、最後は敗れる。最期の扱いは三書で異なり、日本書紀では主君の饒速日命が自ら殺すが、古事記に殺害の場面はなく、先代旧事本紀ではウマシマヂが殺す。東日流外三郡誌では兄・安日彦とともに東北へ落ち延びたとされ、その子孫が荒羽吐族として津軽を統治したと記される。

実在性の評価 実在は否定的

東征譚そのものを後世の造作とみる津田左右吉の史料批判の下では、その敵役も歴史的人物とはみなされず、名は「長い脛の男」を意味する異形の呼称で、服属させられた在地勢力の類型的形象とみるのが一般的である。東北へ落ち延びたとする東日流外三郡誌の続篇は、和田喜八郎による戦後の偽作であることが青森県教育庁の報告書等により確定している。

この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。

種別
英雄
役割
犠牲
系譜(親)
(記載なし)
系譜(子)
(記載なし)
配偶
(記載なし)
初出テキスト
古事記