FIG-0046 / 人物・神格(Figure) / 伝承上の天皇

安寧天皇

Emperor Annei

確度 A学術的定説

別名:師木津日子玉手見命、磯城津彦玉手看天皇

古事記
師木津日子玉手見命
日本書紀
磯城津彦玉手看天皇

第3代とされる天皇。片塩浮穴宮で即位したと伝えられるが、記紀ともに系譜のほかに事績の記載がほとんどない。和風諡号のうち「しきつひこ」は後世に付加された美称で、本来の名は「たまてみ」の部分とみられている。

実在性の評価 実在は否定的

津田左右吉は、この八代が帝紀由来の系譜のみを伝え旧辞にあたる事績を欠くこと、「ヒコ」「ヤマトネコ」といった称号要素が7世紀後半の天皇の和風諡号と共通することなどから、皇統を古く見せるための後世の造作とみた。他方、坂本太郎は、后妃がいずれも大和周辺の小豪族から出ており後世の造作なら有力豪族を結びつけたはずだとして、系譜は古い伝承として尊重すべきだと反論した。

この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。

種別
伝承上の天皇
役割
始祖
系譜(親)
綏靖天皇
系譜(子)
懿徳天皇
配偶
(記載なし)
初出テキスト
古事記