FIG-0054 / 人物・神格(Figure) / 巫女・祭祀者

倭迹迹日百襲姫命

Yamatototohimomosohime

確度 B有力だが異説あり

別名:夜麻登登母母曽毘売、倭迹迹姫命

古事記
夜麻登登母母曽毘売
日本書紀
倭迹迹日百襲姫命

孝霊天皇の皇女で、崇神天皇の代に大物主の言葉を伝える巫女として現れ、疫病の原因と反乱の予兆を告げる。夜ごと通う大物主の正体が小蛇であるのを見て驚き、箸で陰部を突いて死んだと伝えられ、これが箸墓の由来とされる。神と王を媒介する巫女の型を体現する。

実在性の評価 実在は不明

大物主の神託を伝える巫女的性格から卑弥呼に比定する説が畿内説の一部で唱えられてきたが、宮内庁が墓に治定する箸墓古墳は墳丘長約280メートルで、魏志倭人伝の記す「径百余歩」の規模と合わず、崇神朝より前の世代に置かれる系譜上の位置とも整合しない。畿内説の論者のあいだでも近年は具体的比定を避ける傾向が強い。

この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。

種別
巫女・祭祀者
役割
媒介
系譜(親)
孝霊天皇
系譜(子)
(記載なし)
初出テキスト
古事記
登場テキスト
古事記日本書紀