FIG-0086 / 人物・神格(Figure) / 氏族祖

クシミカタマ

Kushimikatama

確度 A学術的定説

別名:櫛甕魂命、櫛御方命、天日方奇日方命、ワニヒコ(斎名)

ホツマツタヱは、クシミカタマをオオナムチの孫、ツミハとタマクシヒメの子とし、阿波へ向かうワニ船の中で生まれたと記す。オオモノヌシの職を継ぎ、タケヒトすなわち神武の右臣として大嘗の祭に奉仕したとされる。同書は1アヤから28アヤまでの前編をクシミカタマの編とし、29アヤ以下をオオタタネコの編と記して、作中人物を編纂者に据える。先代旧事本紀・新撰姓氏録に三輪氏系の祖として見える天日方奇日方命の名を、編者として引き当てたものである。

実在性の評価 創作された存在

天日方奇日方命は先代旧事本紀・新撰姓氏録などに三輪氏系の祖として見える名で、ホツマツタヱはこれを同書前編の編者に充てる。編者を作中の人物に帰する構成そのものは、同書の成立を18世紀後半とみる学界の判断を左右しない。

この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。

種別
氏族祖
役割
媒介
系譜(親)
コトシロヌシ
系譜(子)
(記載なし)
配偶
(記載なし)
初出テキスト
ホツマツタヱ
登場テキスト
ホツマツタヱ