FIG-0020 / 人物・神格(Figure) / 神格
コトシロヌシ
Kotoshironushi
確度 A学術的定説
別名:事代主神、八重言代主神、八重事代主神
古事記
事代主神
日本書紀
事代主神
オオクニヌシの子で、美保ヶ崎で釣りをしていたところを問われ、国譲りを承諾する。船を踏み傾け天の逆手を打って青柴垣に変え、その中に隠れる。父の決断を代行して国譲りを成立させる決定的役割を担い、後に神武天皇の皇后ヒメタタライスズヒメの父とされる。
実在性の評価 神話的存在
名は神託を「言」で示す神格を意味し、宮廷の託宣祭祀(宮中八神殿に祀られる)と結びつく。国譲り譚を大和による出雲服属の神話化とみる通説の枠内で、その承諾役として構成された位置を占める。
この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。
祭祀と受容
出雲国島根郡の美保神社は延喜式神名帳に載り、事代主神を祀る。中世以降えびす神と習合し、えびすの本体を蛭子とする西宮神社系と、事代主とする美保神社系の2系統が並び立った。延喜式神名帳の宮中神にも、八神の一座として事代主神が名を連ねる。
原典に登場する箇所12節
- 上巻 第26節オオクニヌシの子孫十七世
- 上巻 第32節タケミカヅチの派遣と国譲り
- 神代上 第八段 一書第六少彦名との国作りと大物主の出現
- 神代下 第九段 本文国譲りと瓊瓊杵尊の降臨
- 神代下 第九段 一書第一天照大神が司令し猿田彦が道を開く異伝
- 神代下 第九段 一書第二大己貴神が幽事を治め五神が職を分かつ異伝
- 巻第三 第81節皇后を立て、畝傍山の陵に葬る
- 巻第四 第82節手研耳命の変と葛城高丘宮
- 巻第四 第83節安寧天皇と片塩浮孔宮
- 巻第四 第84節懿徳天皇と軽の曲峡宮
- 巻第九 第125節皇后の系譜と、神の名を問う
- 巻第九 第129節麛坂王・忍熊王の反と、菟道の戦い
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