FIG-0178 / 人物・神格(Figure) / 神格

底筒之男命

Sokotsutsunoo no Mikoto

確度 A学術的定説

別名:底筒男命、底箇之男命、底筒男神、住吉大神の一

古事記
底筒之男命
日本書紀
底筒男命

古事記は、イザナキが筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原で禊をしたとき、瀬の底で生まれたと記す。中筒之男命・上筒之男命または底筒之男命とあわせて住吉三神と総称され、古事記は墨江之三前大神とも呼ぶ。日本書紀は神功皇后が新羅遠征に先立ってこの三神の託宣を受けたと記し、海上交通の守護神として畿内と瀬戸内の航路に関わる。神名の「ツツ」については、星を意味する古語とする説、津すなわち港とする説、船霊を収めた筒とする説、槌とする説、対馬の豆酘の地名によるとする説などが並立しており、いずれも定説となっていない。

実在性の評価 神話的存在

記紀はともにイザナキの禊から生まれた神とする。神名の「ツツ」の語義には複数の説が並立して定説がなく、歴史的実在を想定する対象ではない。

この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。

祭祀と受容

住吉大社(大阪市住吉区)の第一本宮に祀られ、延喜式神名帳には摂津国住吉郡の住吉坐神社四座として名神大に列する。津守氏が奉斎し、明治4年に近代社格制度の官幣大社に列した。三神を祀る神社は全国に多数あり、第四本宮には神功皇后が息長足姫命として祀られる。

種別
神格
役割
媒介
系譜(親)
イザナキ
系譜(子)
(記載なし)
配偶
(記載なし)
初出テキスト
古事記
登場テキスト
古事記日本書紀