NAR-0015 / 物語(Narrative) / カテゴリ:国家思想

ウブントゥ

Ubuntu

確度 B有力だが異説あり
発生年代
口承起源のため年代不定/1990年代に政治・哲学理念として定式化
発生地域
南部アフリカ
中核テキスト
(なし)
中核概念
天賦人権国民救済
伝播経路
バントゥ語圏の口承的な人格観(人は他者を通じて人である)として共有され、20世紀後半に南部アフリカの神学者・法学者により哲学および政治理念として定式化された。1993年暫定憲法の後文や真実和解委員会の議論を通じて公共的な語彙となった。
現在の信奉者規模
測定不能(理念への帰属を測る統計がない。発生地域は南部アフリカ(ズールー語・コサ語・ショナ語圏など)であり本表のREGに該当項目がないため、参照IDを付与していない。中核概念は共同体的人格観・和解を既存CONへ近似したもので対応は弱い。)
対抗物語
(なし)
現代への影響
修復的司法、共同体主義的倫理、経営・教育の実践論で参照される。他方、概念の内容と近代における再構築の程度をめぐって学術的な論争がある。

関連する関係レコード

習合 Syncretism 一神教(アブラハム系)ウブントゥ 確度B

キリスト教の和解・赦しの神学とウブントゥの共同体的人間観が結合し、南アフリカの民主化と真実和解委員会を支える公共的言説となった(成立地域は南アフリカで、本表のREG項目に該当なし)。ウブントゥの伝統的内容と神学的再解釈の距離については議論がある。

成立:1990年代 / 根拠:マイケル・バトル『Reconciliation: The Ubuntu Theology of Desmond Tutu』; デズモンド・ツツ『No Future Without Forgiveness』