NAR-0053 / 物語(Narrative) / カテゴリ:物語論

想像の共同体

Imagined Communities

確度 A学術的定説
発生年代
1983年(初版)/1991年(増補版)
中核テキスト
想像の共同体
中核概念
国民主権進歩
伝播経路
1983年にロンドンで刊行され、国民を「想像された政治的共同体」と定義したうえで、出版資本主義、植民地官僚の巡礼的な経歴、地図・国勢調査・博物館を媒介とする成立過程が論じられた。30以上の言語に翻訳され、歴史学、人類学、政治学、地域研究の標準的な参照文献となっている。
現在の信奉者規模
測定不能(学説であり帰属人口の統計がない。国民の近代的な構築性という主張は広く共有されているが、前近代的な民族的紐帯を重視するエスノシンボリズムからの異論があり、この点は既存のNAR-0017 ナショナリズムの記載と対応する。中核概念は出版資本主義・同時性・巡礼といった中心語彙が本表のCONにないため近似にとどまる。)
対抗物語
(なし)
現代への影響
国民の自然性を前提とする歴史叙述を批判的に検討する枠組みを提供し、メディアと集合的アイデンティティの関係を論じる研究の出発点となっている。ナショナリズムとの関係は系譜的な派生ではなく分析的な観察であり、デジタル・メディア環境における共同体形成の分析にも援用されている。

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