FIG-0051 / 人物・神格(Figure) / 伝承上の天皇

孝元天皇

Emperor Kōgen

確度 A学術的定説

別名:大倭根子日子国玖琉命、大日本根子彦国牽天皇

古事記
大倭根子日子国玖琉命
日本書紀
大日本根子彦国牽天皇

第8代とされる天皇。軽境原宮で即位したと伝えられる。事績は伝えられないが、子に大彦命、孫の系統に武内宿禰を置き、阿倍氏・葛城氏・蘇我氏など有力氏族の系譜の起点として機能する。

実在性の評価 実在は否定的

津田左右吉は、この八代が帝紀由来の系譜のみを伝え旧辞にあたる事績を欠くこと、「ヒコ」「ヤマトネコ」といった称号要素が7世紀後半の天皇の和風諡号と共通することなどから、皇統を古く見せるための後世の造作とみた。他方、坂本太郎は、后妃がいずれも大和周辺の小豪族から出ており後世の造作なら有力豪族を結びつけたはずだとして、系譜は古い伝承として尊重すべきだと反論した。

この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。

種別
伝承上の天皇
役割
始祖
系譜(親)
孝霊天皇
系譜(子)
開化天皇
配偶
(記載なし)
初出テキスト
古事記