FIG-0059 / 人物・神格(Figure) / 伝承上の天皇
仲哀天皇
Emperor Chūai
確度 A学術的定説
別名:帯中日子天皇、足仲彦天皇、帯中津日子命
古事記
帯中日子天皇
日本書紀
足仲彦天皇
ヤマトタケルの子とされ、熊襲討伐のため筑紫に赴く。神が皇后に憑いて新羅を討てと告げるが、これを信じずに琴を弾くのをやめ、まもなく急死する。神託を拒んだ王が斃れ、その死が皇后による渡海の前提となる構図を担う。
実在性の評価 実在は否定的
父をヤマトタケルとする系譜自体が伝説的であり、成務からの継承にも世代上の不整合がある。津田左右吉は神代から仲哀までを史実としての資料的価値を欠くとし、その結論は戦後史学の基礎となった。
この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。