FIG-0099 / 人物・神格(Figure) / 伝承上の天皇
仁賢天皇
Emperor Ninken
確度 A学術的定説
別名:意祁命、意富祁王、億計天皇、大脚、嶋郎
古事記
意祁命(意富祁王)
日本書紀
億計天皇
弘計の兄で、播磨から迎えられたのち弟に位を譲り、その没後に即位して石上広高宮に都したと記紀は伝える。日本書紀は治世を穀物が実り民が富んだ時期として記し、大臣平群真鳥と大連大伴金村が政を担う。皇后は雄略天皇の娘春日大娘皇女とされ、対立した2つの系統が婚姻によって結び直される。履中天皇の孫として弟とともに播磨国風土記にも伝承が伝わる。
実在性の評価 実在は不明
記紀と先代旧事本紀のほかには播磨国風土記の美嚢郡条が兄弟の伝承を伝えるにとどまり、坂本太郎が指摘するとおりこの時期の記事は年次も事績も乏しい。外部史料と金石文による確認はない。
この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。
祭祀と受容
陵は藤井寺市の野中ボケ山古墳が埴生坂本陵に治定されている。弟とともに播磨に伝承をもつが、天皇自身を祭神とする社は乏しい。