FIG-0162 / 人物・神格(Figure) / 皇族・王族

息長水依比売

Okinaga no Mizuyorihime

確度 A学術的定説

別名:息長水依比賣、水依比売

古事記
息長水依比売
日本書紀
登場しない

古事記は日子坐王の妻の一人とし、近江の御上の祝が祭る天之御影神の女と記す。生んだ子として丹波比古多多須美知能宇斯王・水穂之真若王・神大根王・水穂五百依比売・御井津比売の5人を挙げ、丹波へつながる系統の起点にあたる。近江の神の女が丹波の王統を生むという構成は、日子坐王の系譜が近江と日本海側を結ぶ形で組まれていることを示す。

実在性の評価 実在は不明

古事記が近江の御上の祝がいつく天之御影神の女と記すのみで、日本書紀に対応する記載がない。「息長」を名に負う人物として古事記に最初に現れるが、近江坂田郡の息長氏との関係を検証する同時代史料はない。

この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。

祭祀と受容

父とされる天之御影神は近江国野洲郡の御上神社に祀られ、延喜式神名帳に同郡の御上神社として記載される。

種別
皇族・王族
役割
媒介
系譜(親)
(記載なし)
系譜(子)
丹波道主命
初出テキスト
古事記
登場テキスト
古事記