FIG-0038 / 人物・神格(Figure) / 巫女・祭祀者
タマヨリビメ
Tamayoribime
確度 B有力だが異説あり
別名:玉依毘売命、玉依姫、玉依媛
古事記
玉依毘売命
日本書紀
玉依姫
海神の娘でトヨタマビメの妹。姉に代わって甥ウガヤフキアエズを養育し、後にその妻となって神武天皇らを生む。神の子を宿し育てる依り代としての機能を負い、皇統の母となる。タマヨリヒメの名は山城国風土記逸文の賀茂伝承にも現れ、固有名というより神の依り代となる巫女一般を指す職能名が人格化したものとみられる。
実在性の評価 神話的存在
タマヨリヒメは「霊(タマ)の依る姫」を意味する普通名詞的な呼称で、神の依り代となる巫女一般を指す語と解されている。同名の女神が各地の伝承に複数存在することから、固有名というより職能名が人格化したものとみられる。
この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。
祭祀と受容
賀茂御祖神社(下鴨神社)の西殿に玉依媛命が祀られ、延喜式神名帳に賀茂御祖神社二座として名神大に列する。ただしこの玉依媛は賀茂別雷神の母とされる山城の神であり、海神の娘とは本来別の存在で、依り代となる巫女の職能名が同名の神を各地に生んだとみられる。
原典に登場する箇所8節