FIG-0028 / 人物・神格(Figure) / 神格
ニニギ
Ninigi
確度 A学術的定説
別名:天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命、邇邇芸命、天津彦彦火瓊瓊杵尊、瓊瓊杵尊、火瓊瓊杵尊
古事記
天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命(邇邇芸命)
日本書紀
天津彦彦火瓊瓊杵尊(瓊瓊杵尊)
アマテラスの孫。三種の神器と五伴緒を伴って高天原から日向の高千穂峰に降り、葦原中国の統治を始める。サルタヒコの先導を受け、コノハナサクヤビメと結ばれてホデリ・ホスセリ・ホオリを得る。天と地を接続し、皇統を地上に定着させる始祖の役を担う。
実在性の評価 神話的存在
天孫降臨譚は王権の由来を天に求める起源神話であり、津田左右吉は6世紀ごろの皇室支配正当化の構成とみた。高千穂の降臨地比定(宮崎県高千穂町と霧島の二説)が古来定まらないことも、地理的実体を欠く物語であることの傍証とされる。
この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。
祭祀と受容
霧島神宮と薩摩国一宮の新田神社が主要な祭祀地で、いずれも明治に官幣大社となった。霧島は近世まで霧島六所権現と称して天台系の別当寺を伴ったが、神仏分離で仏教的な要素が除かれた。1874年(明治7年)に瓊瓊杵尊の可愛山陵が新田神社の地に治定され、神代の墓が近代の陵墓制度に組み込まれた。
原典に登場する箇所14節
- 上巻 第33節天孫降臨の命とサルタヒコ
- 上巻 第34節高千穂への降臨と日向の宮
- 上巻 第35節サルタヒコの送りと猿女君
- 上巻 第37節コノハナサクヤビメとイワナガヒメ
- 上巻 第38節火中の出産と三柱の御子
- 神代下 第九段 本文国譲りと瓊瓊杵尊の降臨
- 神代下 第九段 一書第一天照大神が司令し猿田彦が道を開く異伝
- 神代下 第九段 一書第二大己貴神が幽事を治め五神が職を分かつ異伝
- 神代下 第九段 一書第四天忍日命が大来目を率いて先に立つ異伝
- 神代下 第九段 一書第五四子が火の中でみずから名乗る異伝
- 神代下 第九段 一書第六天火明命を兄とし雉の頓使を語る異伝
- 神代下 第九段 一書第七皇孫の親と名を四通りに伝える異伝
- 神代下 第九段 一書第八火明命を兄とし二子だけを伝える異伝
- 巻第三 第70節神日本磐余彦の系譜と東征の議