NAR-0045 / 物語(Narrative) / カテゴリ:近代イデオロギー
ファシズム
Fascism
関連する関係レコード
派生 Derivation ナショナリズム → ファシズム 確度B
国民を有機的な統一体とみなす言説が、第一次世界大戦の動員経験と戦後の危機のなかで、国民の再生・敵の排除・指導者への権威集中を掲げる運動の枠組みへ再編された。革命的サンディカリズム由来の要素を重視する説(ステルンヘル)と、民族主義的右派の系譜を重視する説(パクストン)があり、起源の比重は学説上の争点である。
対立 Opposition リベラリズム → ファシズム 確度A
個人の権利、多元的な代表、権力の抑制を掲げる物語と、国民的統一体への同化と指導者原理を掲げる物語の正面対立。ファシズム側は議会制と個人主義を明示的な批判対象として綱領に掲げ、体制下では複数政党制および報道・結社の自由が停止された。
対立 Opposition ファシズム → 社会主義 確度A
階級を帰属の第一義とし国際的連帯を掲げる物語と、階級対立を国民的統一のうちに解消すると主張する物語の対立。イタリア・ドイツでは社会主義および共産主義の政党と労働組合が体制成立の過程で解散させられ、対立は制度的に決着した。運動の一部が革命的サンディカリズムに起源をもつ点は、この対立の記述と両立する事実として留保される。
対立 Opposition ディストピア文学の系譜 → ファシズム 確度B
一党支配と大衆動員による統治を主題化した作品群は、その体制が掲げる新しい人間と新しい秩序の物語を内側から反転して描いた。両者は同じ20世紀の政治的経験を、正当化と警告という逆方向から語る関係にある。