近代イデオロギー Modern Ideologies

18世紀以降に成立した、社会全体の設計図を提示する物語群。ナショナリズム・資本主義・民主主義・社会主義など、相互に対立関係を持つ物語が共有する前提(歴史は変えられるという前提)にも同時に注意を払う。

記事一覧

結論

資本主義——無限成長という物語

資本主義に固有なのは市場でも貨幣でも利潤でもなく、蓄積が終点を持たない運動として所有・会社・賃労働という器のなかに制度化された点であり、その運動が要求した無限成長という想定が、有限な惑星という条件と正面から衝突しているのが現在の局面である。

結論

ナショナリズム——想像の共同体

ナショナリズムが200年あまりで地球上のほぼ全人口を分類する枠組みになったのは、その内容が優れていたからではなく、中身を指定しない空白の器であり、部品として複製でき、日常の反復に埋め込めるという形式上の性質を備えていたからである。