FIG-0082 / 人物・神格(Figure) / 神格

アマテル

Amateru

確度 A学術的定説

別名:アマテルカミ、天照神、ワカヒト(斎名)、アマテルカミ・ヲシテ文献の8代アマカミ

ホツマツタヱは、記紀のアマテラスに相当する存在を8代アマカミのアマテルカミとし、斎名をワカヒトとする男神として記す。外祖父トヨケからアメノミチを学び、ソフキサキ(十二后)の制を定め、暦を改め、カガミを加えてミクサタカラを創設し、晩年にサコクシロへ遷って崩御したとされる。神を統治者として、神話を制度史として書き直す同書の方法が、この人物像に集約されている。記紀の記述を否定するのではなく、記紀がその原型を改変したのだとする主張の形をとる。

実在性の評価 創作された存在

ホツマツタヱは18世紀後半、和仁估安聡による成立とみるのが学界の通説で、江戸期以降の語彙、上代特殊仮名遣に対応しない5母音体系、上代に存在しない撥音「ん」の使用がその根拠である。松本善之助以降の肯定派が主張する記紀原典説は学界では支持されておらず、男神アマテルという人物像は18世紀後半の同書が作り出したものとして扱う。

この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。

種別
神格
役割
秩序化
系譜(親)
イザナキイザナミ
系譜(子)
(記載なし)
初出テキスト
ホツマツタヱ
登場テキスト
ホツマツタヱ
対応人物(他の文献で対応づけられる存在)
アマテラス