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10,000字の長文記事は、6カテゴリに分けて公開する。各記事は冒頭で結論を1文にまとめ、 関連するデータベースエンティティへ相互にリンクする。
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独立を語る言葉——ウブントゥ、ネグリチュード、パン・アフリカニズム
脱植民地化は旗と議席と国境という制度の移譲では完結せず、支配を正当化してきた語彙の内側で自らを記述し直す作業を必要とした——パン・アフリカニズム、ネグリチュード、ウブントゥは、その作業が置かれた場所と時期の違いによって形を変えた3つの解答であり、いずれも有効性と危険を同時に抱えている。
大きな物語の終焉——空白は何に埋められたか
大きな物語は終わっていない——終わったのは、複数の大きな物語を同じ卓上に載せて検定するための共通の手続きであり、その空白に入ってきたのが、反証を吸収する説明形式と、所属によって真偽を判定する認識形式である。
日本の建国神話——記紀と万世一系
日本の建国神話は、遡及的に算定された起源年、神々の系譜への王権の接続、近代の制度を通じた国民規模の共有という、他国の建国神話と共通する手順で成立した事例であり、その特徴は物語の内容よりも、正統性の原理として「断絶」ではなく「連続」を選んだ点にある。
貨幣——最も成功した共同幻想
貨幣が人類のほぼ全員に共有される唯一の物語になったのは、素材に価値が宿っているからでも制度が優れているからでもなく、信じる内容を指定せず「他人も受け取るだろう」という予期だけを要求する空白の形式であり、国家・法・会社という別の物語に埋め込まれることで運搬されたからである。
ナショナリズム——想像の共同体
ナショナリズムが200年あまりで地球上のほぼ全人口を分類する枠組みになったのは、その内容が優れていたからではなく、中身を指定しない空白の器であり、部品として複製でき、日常の反復に埋め込めるという形式上の性質を備えていたからである。
ヨルバ宗教——大西洋を渡った物語
創始者も単一の正典も持たないヨルバ宗教は、奴隷貿易という破壊のただ中でカトリックの聖人崇敬と結びつく形を選び、南北アメリカで新しい体系へと組み替わって生き延びた——世界宗教の一覧に載らないまま世界化した、物語の生存戦略の実例である。